終わらない夏まつりからの脱出

ここは、妖怪の世界。君たちにはさみしい村のように見えているだろうが、 君たちの周りには、たくさんの妖怪がうろうろしている。1時間後の鐘が鳴ったとき 私と同じようにこの世界の住人となり、妖怪たちの姿が見え妖怪とともに暮らすことと なるだろう。

プロローグ

今日は夏まつり。夏まつり会場に向かう僕たち。ちょうちんの明かりが見え、おまつりらしい太鼓の音が聞こえてきた。そのとき、どこからか鐘の音が… ゴーン 一瞬、目の前が真っ暗になり、さっきまでのおまつり会場とは違う陰気な光景が目の前に広がっていた。僕たちは、異世界に迷い込んでしまったようだ。
気が付くと、僕たちの目の前には、1つのちょうちんと1通の封筒があった。 夏まつりへようこそ 封筒の表にはそんな書き出しのメッセージが書かれていた。 夏まつりへようこそ 私は、何年も前に君たちと同じようにこの世界に連れてこられた。
君たちは、1時間後にもう一度鐘の音を聞くことになるだろう。
その鐘の音が終わったとき、恐ろしい時間が始まるここは、妖怪の世界だ。君たちにはさみしい村のように見えているだろうが、
君たちの周りには、たくさんの妖怪がうろうろしている。1時間後の鐘が鳴ったとき
私と同じようにこの世界の住人となり、妖怪たちの姿が見え…妖怪とともに暮らし、妖怪のために夏まつりで働き続けることとなるだろう。
僕たちは、不思議な世界から無事に脱出することができるだろうか 

イベント後記

無事に公演が終わりました。参加してくださった方々、スタッフの皆さんお疲れ様でした。

トレニア初の単独イベントだったのですが、最終的に午前、午後共に満員でした。個々の問題の難易度は低めに設定した公演でしたが、縁日に楽しみすぎて時間が足りなくなってしまう方も少なくなく、スタッフが慌てる一面もありました。それでも、約半分くらいのグループが無事に脱出して人間界に戻ってきてくれました。

初めて脱出ゲームに参加した方も、グループで協力して取り組んでくれたみたいでよかったです。

大人の方も楽しんでもらえるように、Toreniaでは恒例の真のゴール(別のゴール)も用意していたのですが、残念ながらそちらにたどり着いた方はいませんでした。それでも、ゲーム終了後の解説では、真のゴールの奥深さに声に出して感動してくださる方が多く見られ、今回のシナリオを担当したスタッフも大変喜んでおります。

次のホール型のイベントをやる機会がありましたら、是非、真の脱出を目指して頑張ってみてください!