ご挨拶

特定非営利団体Toreniaの代表理事 庄司です。

ある日、朝のニュース番組で、電子書籍に押されて苦しんでいるはずの街の書店に多くの小学生や高齢の方まで幅広い世代の人が群がる光景に目を奪われました。書店が行っていたのは、リアル謎解きゲームでした。私が小学生の頃、遊びに来る友達に当てた謎の書かれた手紙を玄関に置いておき、謎を解いては次の場所に誘導し、最後に自分がいる場所を探し当ててもらうと言うゲームをやったことを思い出し懐かしく思いつつ、謎解きゲームを活用した集客に大変興味を持ちました。

その後、同僚のあるイベントの担当者から2つに分かれたイベント会場の1つに人が流れないことに悩んでいることを聞き、リアル謎解きゲームの開催を持ちかけました。担当者も大変興味を持って承諾していただきましたが、ゲームシナリオの制作と並行に行っていた有志集めにかなり難航し、職場の上司の子供にまで手伝っていただきなんとか成功させたものの、2度とやるものかと思ったくらい心が折れました。

同時期にリアル謎解きゲームが流行となり始め、各地でリアル謎解きゲームが頻繁に開催されるようになり、職場の仲間や友人たちと頻繁に遊びに行きました。リアル謎解きゲームへの参加回数が増えるたびに、リアル謎解きゲームの奥の深さやメッセージ性、チームビルディングの重要性などを知ることとなり、気がつくと一緒に参加した仲間たちと共に自分たちの手で、このリアル謎解きゲームの楽しさをみんなに知ってもらえるようなイベントを作ってみようと言う話が自然と湧き起こりました。まもなくして、小学校で謎解きイベントをやってみないかと言う話があり、発足したのがToreniaです。幸運なことに、Toreniaには、イラスト作成、動画作成、MC、問題作成など、必要な人材が全て揃っており、イベントは大成功を収めました。
私は、これらの経験から、人のつながりの大切さを身にしみて感じました。

私たちは、Toreniaの活動が地域の活性化につながるボランティア活動であるとは誰しもが思っていません。なぜならば、私を含め有志のほとんどは、個々の有志の趣味や余った時間を活用して楽しむ場としてのゲーム作りを楽しんでいるのです。楽しみながら作ったものが、誰かに喜んでもらえるという喜びの声が、私たちの原動力になっています。

イベント主催者や参加者からの共感も数多くいただきまして今に至っておりますが、これに甘えること無く、今後も変わらず仲間の思いや楽しむことを忘れることなく、ToreniaがToreniaの有志一同と地域の方々との掛け渡し役として、協力しあいながら楽しく地域活性に繋がるような活動ができるよう取り組んで参ります。